ブーム真っ最中、シニアだからこそ登山をしよう

登山と聞くと危険を伴う厳しい運動という印象が強く、シニア世代が取り組むのは難しい印象があるかもしれません。しかし、近年は発展した技術によってより快適な登山用装備が開発されており、負担の少ない初心者コースの整備も進んでいます。もうシニアでも無理をすることなく登山を楽しめる時代になっていると言って差し支えないでしょう。
登山はシニア層でも取り組みやすい有酸素運動
運動は大まかに無酸素運動と有酸素運動に分類できます。ランニングなどスピーディーな動きをするものが無酸素運動に、ウォーキングなどゆっくりした動きを持続させるものが有酸素運動に分類されます。そして登山も有酸素運動です。
この二種類のうち、シニア層の健康増進に適しているのは有酸素運動です。もちろん無酸素運動が悪いわけではありません。しかし無酸素運動はどうしても心肺に負担をかけてしまうためシニア層が取り組むにはリスクが大きいのです。それに引き換え有酸素運動は心肺にかける負担が小さく、シニア層でもリスクをあまり気にすることなく取り組むことができます。
それでいて有酸素運動は全身の筋肉や神経、内蔵などの働きを整えてくれるため、老化を抑えて健康を保つ効果が期待できるのです。
知らない風景を味わう感動
登山の効果については前述の通りですが、それとは別に独特の魅力もまた存在します。
登山の魅力の中でも特に話題に挙がるのが、自然風景です。ゆっくりと山道をのぼり、心地よい疲労を味わいながらたどり着く山頂の風景はまさに絶景。自宅にこもっていたら絶対に味わうことのできない感動がそこにはあるのです。
また、山頂だけでなく道中の登山道も魅力的。自然豊かな山中は、街や家とはまったく違う空気が流れる静かな空間です。森の澄んだ空気や聴こえてくる川のせせらぎ、そして動物たちの立てる心地よい物音は心をリフレッシュさせてくれるでしょう。
人によっては、登山仲間をつくることを楽しみにしているようです。やはり同好の士とは話が楽しくはずむもの。夫婦二人でのぼるのも楽しいものですが、登山仲間といっしょに賑やかな登山を楽しむのも一興ですね。
甘く見てはいけないリスク
現代では登山用品も進歩し、登山道もより安全なものが開拓されています。しかし、だからといって登山を甘くて見てはいけません。あくまでも登山は森に分け入って山をのぼる行為であり、そこには人の手から離れた場所ならではのリスクが存在します。
いくら整備されていても登山道は普通の道とは異なるため、慣れないうちは怪我やアクシデントがつきまといます。最初のうちは経験者といっしょにのぼることをオススメします。
また天候の変化にも気をつけなければなりません。雨が降っても街中なら雨宿りすればよいだけですが、山中ではそうもいきません。天気予報などをしっかりチェックし、晴れが続く日を選んで出発しましょう。
また、シニア層ならではの悩みがお手洗いです。年齢とともに頻尿に悩まされる人も多く、その場合は登山中に尿意を感じて困ってしまうこともあるでしょう。山中にあるトイレの位置はあらかじめ確認しておき、症状によっては換えの下着などを用意しておくべきです。