年齢による脳の老化現象~直観力

年齢とともに直観力は鋭くなる

物忘れや記憶力の低下は加齢による脳の老化現象と考えているシニアの方が多いようですが、その考え方はどちらかというと、思い込みか勘違いです。脳の働きそのものは、年をとったからといってほとんど衰えてはいないのです。むしろ年齢とともに活性化される部分もあります。瞬間的に記憶する力は若いころに比べると弱くなった感じがあったとしても、直観力は高くなっているはずです。なぜなら、脳はそういう風にできているからです。

脳の働きによる直観とは何か?

直感というと、霊感や宗教のたぐいと混同してしまう人もいるかも知れませんが、少なくともここという直感は、スピリチュアルなものではありません。自覚していないのに無意識の中から生まれてくる能力のことで、超能力でもありません。生まれつき持っているものでもなく、年齢とともに経験の積み上げからでき上がる能力、それを直感と言います。

ファッションセンス、などの「センス」と呼ばれるものも直感力のひとつです。洋服などに限らず、生活全般で活用されています。自分自身では意識していないことが多いのですが、状況判断が瞬時にできる、的を射た判断ができる、目がきく、人を見る目がある、といった能力は、年齢とともにアップしているはずです。こうしたセンスを直感力と呼んでいます。本物かニセモノかを瞬時に判断する骨董屋の眼力も直感力のひとつです。

料理がうまいというのもそうです。「塩少々」「胡椒を少し」といったときの「少々」がどの程度なのかは、言葉では説明できません。しかし、決してでたらめではありません。スポーツ選手もそうでしょう。年齢とともに筋力や動体視力が衰えていくにもかかわらず、若いころよりも活躍できる選手がいます。また、監督やコーチになって、試合勘が磨かれ、素晴らしい能力を発揮する人もいます。若いときには絶対にできなかったことが、年をとるとできるようになるのです。直観力は年齢とともに、どんどん磨かれていく性質があります。

ひらめきとはどう違うのか?

直感によく似たものに、「ひらめき」というものがあります。どちらも、ふと思いつく、という点でそっくりです。しかし、脳内メカニズムとしては、直感とひらめきとは全く別のものなのです。両者は理由を説明できるかできないか、という点で異なっています。

「ひらめき」というのは、どうしてそうなるのかを説明しようとすると、ちゃんとできるものです。思いついた瞬間にはできなくても、あとから冷静に考えれば、それが良いアイデアだということを論理立てて話ができます。しかし、直感は説明ができません。「塩少々」といわれてつまんだ量が、どうして少々であるといえるのか、はつまんだ人にもよくわからないのです。「少々といえば、このくらいだ」ということしか言えません。

「こういう風に味付けしたらおいしくなるはず」と何となく考えただけなのに、それが的確な答えになっています。曖昧なくせにはずさない、論理的でないのに「こうであるに違いない」という確信が崩れない、それが直感です。これは、加齢とともに、どんどん磨かれ、発揮されていく能力です。
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