年齢による脳の老化現象~直観力

身体能力が衰えると、脳も衰えると錯覚する

体の機能の衰えについてさまざまなところで、細胞が死んでいるだとか、血管が詰まっているなどと聞かされます。そのために、当然、脳の中でもたくさんの細胞が死んで機能が低下し、記憶力も思考力減退していくもんだと思い込んでいる人が多いのですが、まったく間違っています。115才まで生きながらえたオランダ人女性の死後、その脳を解剖して調べてみたところ、神経細胞の数やシナプスの数、たんぱく質量、遺伝子の状態などの脳の組織すべてが、若い人とほとんど変わらなかったそうです。脳は衰えないのです。

脳の働き自体は40才くらいから良くなる

脳の働きは、40才くらいからエンジンがかかり活発に動き始めるといわれています。115才でも衰えていないのですから、その半分である60才くらいでは機能が低下しているはずがありません。それなのに、なぜ人は衰えたと感じるのでしょうか? それは身体能力が低くなったことに起因しています。体の機能の低下と脳の低下とを混同してしまっているのです。いわば、錯覚と言えるでしょう。

たとえば、若いころには3時間でも4時間でも集中して本が読めたのに、最近では30分くらでい疲れて読めなくなってしまう。脳の理解力が落ちたか、バカになったか、神経細胞が減ったか何かなのだろう、と思い込むわけです。これは、単に体の衰えに過ぎません。本を持ったままじっと同じ姿勢を保つというのは、楽なようで楽ではありません。首にも肩にも目にも大きな負担がかかるのです。

体が疲れてくれば、集中できなくなるのは当たり前のこと。衰えているのは脳ではなくて、身体だったのです。それを脳のせいにして、「老化現象」と思い込んでしまいます。

物忘れがひどくなったというのも、誤解から

年をとるにつれて、簡単なことを忘れてしまうという「物忘れ」が頻繁に起こると思っている人が多いでしょう。しかし、それも誤解です。物忘れや度忘れが増えたと感じる原因の一つに、子どもに比べて大人はずっと多くの知識を頭に詰め込んでいることが挙げられます。子どもは1000個しかもっていない情報の中から1つを引き出せばいいのですが、大人は100万個の情報の中から1つを引き出さなければなりません。

物がいっぱい詰まったところからだすのですから、時には見つからないこともありますし、間違って他のものを取り出してしまうこともあります。知識が増えた分だけ、記憶を取り出すのは困難になるのは当然のことなのです。忘れっぽい、ということはそれだけたくさんのものを詰め込んだということです。

また、つい最近のことが思い出せない、と思っていても、実はそれが1か月前、半年前ということがあります。子どもでも半年前の情報はほとんど思い出すことができません。大人が思い出せないのは当然なのです。

子どもの頃はもっている情報量そのものが小さいため、頭の中が空っぽです。だからこそ、すぐに取り出せますが、大人になれば複雑なものごとをたくさん詰め込んでいるため、取りだしにくくなっています。老化ではなく、頭が良くなっているのです。
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