好奇心の維持が記憶力の維持に!

わくわくしていれば記憶力は衰えない

脳の性能も記憶力も、世間で言われているようには、あるいは、あなたが思い込んでいるほどには衰えません。ウサギを使った実験で確認もされています。

若いウサギと年老いたウサギの記憶力実験の結果は?

生後半年くらいの元気の良いウサギと3年ほどの老ウサギとを使って、大脳皮質の海馬の性能を比べた実験があります。海馬とは記憶をつかさどる脳の領域のことです。ブザーを鳴らしてからウサギの目に空気をしゅっと吹きかけるということを何度も繰り返すと、ウサギはそれを覚えて目を閉じるようになります。空気が拭きだす前、ブザーが鳴ったときに目を閉じるよう習慣づけがされた結果です。

若いウサギでは約200回繰り返すとこの動作を覚えますが、老ウサギの場合には800回繰り返さないと覚えませんでした。この結果からは、老ウサギは記憶スピードが4分の1程度に低下して、海馬の性能が衰えたように見えます。しかし、θ波という脳波が出ているときだけに限って調べてみたところ、老ウサギの学習能力は若いウサギとほとんど差がありませんでした。

θ波は何かに関心をもってワクワクしているときに発生します。今度はどうなるのかな?と期待する気持ちのときに出るのです。つまりθ波が出ているときには、若者と同じレベルのパフォーマンスを発揮できることが分かったのです。脳そのものの機能が低下しているのではなく、ワクワクする気持ちが低下していることが、記憶の減退を招いている一因とも考えられます。年をとっても、物ごとに関する興味を失ってはいけません。

好奇心の維持が記憶力の維持につながります

体の機能が衰えてくると、物事に対する興味が薄れてくるのはよくあることです。大人にとてマンネリこそがもっとも恐ろしい敵だとも言えるかもしれません。若いころには空港に行くだけでワクワクできたのに、シニアになれば、空港まで行かなければならないことを想像しただけで憂うつになったりします。人は何度も似た経験をすると、刺激を受けづらくなるものです。

レストランにいっても食べたことのないメニューなどほとんどありません。新しいドラマや映画を観ても、前にどこかで観たことのあるものと内容が似ていて、「ああ、これか」と興味を失います。周りに起こるさまざまなことが、「当たり前」にみえてしまい、興味を失ってしまいます。そうしたときには、θ波は出てきません。記憶力を衰えさせないためには、歳を取っても好奇心を失わないことが大切なのです。

脳は何のためにあるのでしょうか? 「考えるため」ではありません。下等動物の脳をみればわかる通り、食べたり、身の安全を守ったりするのが根本です。ミミズやカエルは自分自身の将来のことを案じたりはできないのです。エサに近づく、獲物を獲得する、敵がきたら逃げるなどの身体感覚を身体運動に変換するためにあるのです。つまり運動が記憶と密接にかかわっているのです。好奇心を持ち、体を使って生活することで、記憶力は高まります。
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